ウイスキー紹介

ブルックラディベアバーレイ2012

ウイスキー紹介

BRUICHLADDICH BARE BARLEY(ブルックラディベアバーレイ)2012アイラシングルモルトスコッチウイスキー

スコットランド/アイラ島/ブルックラディ蒸留所

容量700ml 度数50%

相場価格11000円近辺

こんな干草あったら食べてみたいと思うストレート

まずはストレートイタダキャス。

青リンゴの爽快さ、アプリコットのスイート、一瞬薫る若々しい干草がブワッと広がる。香り、味わいともに。誤解しないでほしい。干草を食べたことはない。そんな感じがするだけだ。

アルコール度数50%が気にならないくらい、尖りを感じない。

まろやかで素朴な甘さが際立つロック

ブルックラディベアバーレイは自分らで育てた古代種大麦(ベア大麦)を100%使用。大量生産に不向きだがその歴史は紀元前まで遡る。

ロックになると、麦由来と思わせる素朴な甘さが立ってくる。

ストレートで感じた青リンゴと干草の爽快さを残しながら、その甘さがクセになる。とにかく素朴で優しい甘さ。

初恋の人を思い出す。

雰囲気を壊すようで申し訳ないが、美味い麦焼酎をあなたは飲んだことがあるだろうか。こいつはそれに近い。ただし、こいつの甘さは麦焼酎では感じたことがない。

ハイボールは好奇心で飲んでみるのはいいことだ

まだ飲んだことがない方向けの紹介ブログなので、はっきり言っておこう。

こいつとハイボールの相性はあまり良くない。

素朴な甘さが普通の甘さにしか感じない。砂糖水だ。

砂糖水が美味しくないと言ってるわけではない。ストレートとロックの美味しさを知っているから言ってるだけだ。

テイスティングはここまで。次は

アイラの異端と言われるブルックラディ蒸留所

1881年に設立。世界大恐慌や第二次世界大戦、その後の経営不振などで度々操業停止を繰り返していたブルックラディ蒸留所

アイラ島のウイスキーと言えば、ピート(泥炭)の効いたウイスキーで世界的に有名だ。

ブルックラディはそんなアイラ島にあって唯一ピートを効かせていないウイスキー作りも手がけている蒸留所として有名。他にもこだわりがある。

スコットランド産大麦を100%使用(一部ボトルはアイラ島産大麦のみ)

ノンチルフィルター、無着色での自然な味わいが楽しめるウイスキー作り

大麦の栽培・蒸留・熟成・ボトリング(製麦以外)をアイラ島の自社内で行うという方針の下にウイスキー作りを手がけている。

大麦の栽培については、広大な敷地での栽培を始めており、製麦工場も2023年に建造されている。

「テロワール」。この言葉を知っているだろうか。

同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、作物にその土地特有の性格を与える

何世紀にもわたって、フランスのワインメーカーは、異なる地域のブドウ園、または同じブドウ園の異なる区画のワインの違いを観察し、作る場所の独特の環境を示す用語として、テロワールの概念を形成していった

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「作物」とはワインでありウイスキーでもある。

ブルックラディが以上のような蒸留所のあり方にたどり着く前は、繰り返された操業停止とブレンデット用原酒から脱却できない時代が長く続いていた。それを二人の男が変えた。

ブルックラディ復活の立役者:元ワイン商と元樽職人見習い

ジム・マッキュワン(Jim McEwan)ウイスキー業界の伝説と言われる人物でアイラ島出身

1963年15歳でボウモア蒸留所に入社、樽職人見習いとしてキャリアスタート

最終的にボウモアのマスターディスティラー兼ブランドアンバサダーに就任

マーク・レイニアー(Mark Reynier)イングランドのワイン商家系出身

ワイン業界でのキャリアを積む中で、テロワール(土地の個性)の重要性を学ぶ。

写真引用 https://scotch-whisky-distillery.com/

2000年にこの二人の男がタッグを組み、ブルックラディ蒸留所を買収した。それまでのブルックラディ蒸留所は6年間操業停止状態が続き、荒廃していた。解体の危機にも直面していた。

2001年5月約7年ぶりに蒸留を再開。

ジムマッキュアンはマスターディスティラーに就任。

マーク・レイニアーはウイスキーとテロワールの融合に尽力。

スコットランド産大麦を100%使用(一部ボトルはアイラ島産大麦のみ)

ノンチルフィルター、無着色での自然な味わいが楽しめるウイスキー作り

大麦の栽培・蒸留・熟成・ボトリング(製麦以外)をアイラ島の自社内で行うという方針の下にウイスキー作りを手がけている。

これらを基本に据えて「クラッシックラディ」「ポートシャーロット」「オクトモア」を世に広げ、シングルモルトとしての認知を高めた。

2015年ジム・マッキュアンは引退。その後2017年新設のアードナッホー蒸留所の技術顧問として関与。2021年に引退。

マーク・レイニアーは2014年アイルランドにウォーターフォード蒸留所を新設。

ブルックラディ蒸留所の基本ラインナップ

BLUICHLADDICH THE CLASSIC LADDIE(ブルックラディ ザクラシックラディ)

スコットランド産大麦100%使用アイラシングルモルトスコッチウイスキー

容量700ml アルコール度数50%

相場価格5000〜

 原料の産地(テロワール) や 樽の個性 にこだわったウイスキーのため、NAS(年数表記なし)で提供されています。

ポートシャーロットへビリーピーテッド10年

ブルックラディ蒸留所スコットランド産大麦100%使用アイラシングルモルトスコッチウイスキー

40ppm(ピートの強さ)※クラシックラディは0ppm

容量700mlアルコール度数50%

相場価格8900円(小売希望本体価格)

オクトモア10年(エディションシリーズ)

アイラシングルモルトスコッチウイスキー(世界最強のピーテッドウイスキー)

100〜200ppm(ロットによって違う)

容量700mlアルコール度数50〜57%(エディションによって違う)

相場価格20000円〜

今回はここまで!

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ミートボールひろゆき
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コメント

30代後半までビール・黒糖焼酎派だった。
上司の勧めでウイスキーにハマる。
海外ウイスキーの個性の豊かさにハマる。
と言っても、まだまだ経験は浅い。
夢はアイリッシュウイスキー「カネマラ」の生まれ故郷に旅行。
アイラ島、ハイランド地方、いろいろウイスキー絡みの旅行。

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