
マッカランが恋しくなったらその前にこいつだ
そっとしとくがいい。
それをこいつは望んでいる。
スペイサイド特有の華やかな香りとリッチな甘さをほのかに感じる
マッカラン行く前にこいつに行くのはありだろう。
マッカランは美味い。そんなことは分かっている。
しかし、ウイスキーを飲み始めのあなたやマッカランが恋しくなったあなたにとってはどうだろうか?まずは財布と相談してみてほしい。

アルコール度数40%
販売価格9040円(サントリー公式本体価格)
華やかな香り軽やかな味わいのストレート
スペイバーン10年のストレートは軽い。香りは華やか。味わいは青リンゴ、シトラス、レモン、少し蜂蜜、バニラも感じる。
ややスパイシーでアルコールの尖は気にならない。
それだけ軽い。印象に残らないくらい軽い。いいのか悪いのか。
こいつはそれを望んでいるとしか思えない軽さ。
美味さが強まり軽さが薄まる?ロック
ロックの始まりはストレートで感じた軽さが薄まるところから始まる。
軽さが薄まるのだから、濃くなると表現しても良さそうだがそれでは捉えきれない変化を、ひとまずそう表現しておく。
加水が進み花開く。レモンとバニラを一番強く感じる。美味い。
女性におすすめしたくなる。
ハイボール
ハイボールはバニラの甘さやレモン、青リンゴの爽やかな甘さが薄まる。
シトラスに近い爽やかさが楽しめる。
軽さがさらに軽くなる。
ゴッソサン!
スコットランドの美しい蒸留所の一つスペイバーン蒸留所

スペイバーン蒸留所(Speyburn Distillery)は、スコットランドのハイランド地方に位置するウイスキー蒸留所です。特にスペイサイド(Speyside)地域に属し、滑らかでフルーティーなシングルモルトウイスキーを生産しています。
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記念すべき最初のボトルは熟成年数0年
スペイバーン蒸留所は、ヴィクトリア女王の即位60周年(ダイヤモンドジュビリー)を記念して1897年に創業されました。
初代蒸溜所長であるジョン・スミスをはじめ設立者たちは、この記念すべき年に記念ボトルを生み出すために荒業を敢行します。
12月のブリザードが吹き荒れる悪天候のスコットランド。設立したとは言え、ドアも窓もついていない未完成の母家の蒸留塔でスペイバーン最初のスピリッツをボトル一本分蒸留させることができました。
逸話として語り継がれているお話です。
ブレンド用原酒からシングルモルトとして花開く
1916年DCL(ディスティラーズカンパニー)に買収され傘下につくと、ブレンデット用モルト原酒としての供給が主となる。シングルモルトとしては「フローラ&ファウナ」の12年ものとし存在していたが、認知度はかなり低かった。
1991年インバーハウス・ディスティラリーズ社が買収。1992年に「スペイバーン10年」が「フローラ&ファウナ」に代わって発売開始。
2001年パシフィック・スピリッツ社がインバーハウスを買収。
2006年インターナショナル・ビバレッジ・ホールディングスがパシフィック・スピリッツ社を買収。
ここがスペイバーン蒸留所の転機となる。
2009年に年数表記のない「スペイバーン ブラダンオラック」シングルモルトが発売し、10年とノンエイジの2本のスペイバーンが幅広く認知されるようになる。
スペイバーンはイギリス、アメリカで人気のある銘柄となった。それは、度重なる買収に関係した企業がその国に注力していたためだった。
日本では価格以上に価値を感じる隠れた優良スペイサイドシングルモルトウイスキーとして支持されている。このままそっとしといてほしい。
スペイバーンの基本ラインナップ



容量700mlアルコール度数46%
相場価格14000円〜
アメリカンオークとスパニッシュオークの18年熟成樽をバッティング
スペイバーン蒸留所が最も自信を持って世に放ったと言われるボトル
他にも熟成樽にこだわったボトルが出ているが、以上の通常ラインナップを楽しんだ後にさらにスペイバーンに浸かりたいなら行けばいい。
いかがでしたか?今回はここまで!

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