アイリッシュ伝統の3回蒸留が織りなすエレガントなチョコミント?!

アイルランド:ブッシュミルズ蒸留所
容量700mlアルコール度数40%
小売希望本体価格3950円(2025年4月、5220円に価格改定)
ストレートからチョコミント感じる

ブッシュミルズはアイルランド伝統の3回蒸留の製法で生み出された。その特徴はクリアで洗練されたエレガントな味わい。ストレートでも飲みやすい。
香りはシェリー樽熟成のモルト由来の青リンゴのような爽やかさ。
ストレートから軽やか。クリアで洗練されてる感じが舌に伝わる。
ミルクチョコレートとバニラ、ほんのりミント。バーボン樽熟成がキーだそうだ。
これで十分だろう。
他にも感じるものがあれば、それは好き好きでいいはずだ。
女性に勧める価値はある。無論、私は一人で飲むが。
ロックで開くチョコミント

ブッシュミルズは3回蒸留。
アイリッシュウイスキーの伝統を引き継いでいる。
曰く、その仕上がりはクリアでエレガントなテイストになるそう。
ロックでは3回蒸留の成果はより強い。
エレガントなチョコミント。
きっとあなたも経験してみたくなるはずだ。
4000円前後でこの味わい。
ややアルコールの雰囲気はあるが、大目にみてほしい。
ハイボールかハーブティーか
ハイボールでチョコミントの雰囲気はやや落ち着く。
代わりにハーブティーのような爽やかさがあなたを誘う。
ここでもエレガントな雰囲気を味わえる。
ブッシュミルズ。3回蒸留。チョコミント。エレガント。ハーブティー。
女性に勧める価値はある。勧める女性がいればの話だが。
3回蒸留は美味しさは個性の喪失と引き換え
3回蒸留を採用している銘柄はウイスキー全体の10%以下。
メジャーでない理由は2つ。
①回数が増えるので、時間とコストがかかる
②ウイスキー特有の個性、力強さが薄まる
①はわかりやすい。②は2回蒸留と比較することでわかる。
舌触りは2回蒸留で感じるオイリーさ、ねっとり感、コクが薄まる。つまり軽い。
また、味わい香りから原料由来の個性的な特徴が失われる。例)スモーキー、多彩なフレーバー、複雑な味わい、余韻など
しかし、これらの弱点に目をつぶってでも得られるものがある。
スムースでクリアな味わい、フルーティーで華やかな香り、クセが少ない。
始めの一口、食前食中、ウイスキー慣れしてない方、女性におすすめしたくなる。
1608年創業、世界最古の蒸留所ブッシュミルズ蒸留所と時代背景

1608年当時はウイスキー(whisky)という言葉はなかった。
当時、蒸留で生まれた液体は「アクアヴィテ(命の水)」「ウシュク・ベーハ(Uisce Beatha)」と呼ばれていた。無色透明の液体だった。
それは飲酒としてだけではなく、医療用、衛生用の水という認識での商業的価値があった。
当時アイルランドに影響力を及ぼしていたイングランド王国の王政がアイルランドの貴族や領主に対して蒸留の許可を与えることでその許可料を徴収することを始めたばかりだった。
アイルランドの貴族や領主たちはイングランド王ジェームズ一世への反感はあったが、蒸留酒の商業的価値と反感に対してのイングランドの軍事的圧力のバランスの中で、認可制度を受け入れざる得なかったという事情があったという見方がある。
イングランドは当時スコットランド、アイルランドへの支配力を強めるために、軍事資金を必要としていた。
この1600年〜1660年に起きたイングランド、スコットランド、アイルランドによる度重なる戦争はまとめてこう呼ばれている。
三王国戦争
これはスコットランド、アイルランドがイングランドからの完全なる独立を目指した戦争だった。
また、無色透明な蒸留酒が琥珀色の蒸留酒(ウイスキー)として世に広がっていく背景に酒税法があるが、三王国戦争はその酒税法と大きく関わりのある戦争でもあった。
この記事ではブッシュミルズがメインなので、三王国戦争についてはここまでとなります。
別記事でこの戦争とウイスキーが花開く時代について書いておきますので、興味ある方は読んでみるといいです。
2025年4月価格改定その他のブッシュミルズ

3回蒸留のモルト、クリアなグレーンのブレンド
容量700mlアルコール度数40%
小売希望本体価格1920円(→改定後2030円)
オロロソシェリー樽、バーボン樽で最長7年熟成のモルトを80%、少量生産のグレーンでブレンド
容量700ml アルコール度数40%
小売希望本体価格2480円(→改定後2810円)


【箱入】【正規品】ブッシュミルズ シングルモルト 12年 アイリッシュ ウイスキー 700ml 40% ウィスキー ハードリカーBUSHMILLS SINGLEMALT AGED 12 YEAR IRISH WHISKY 700ml 40% ブッシュ 12 楽天で購入 |
大麦麦芽のみを3回蒸留。バーボン樽、オロロソシェリー樽で熟成後にバッティング。そこからマルサラワイン樽で熟成。合わせて12年以上のシングルモルト。
小売希望本体価格5150円(→改定後7170円)
その他
「シングルモルト16年 12300円→15500円」
「シングルモルト21年 27000円→35000円」
今回はここまで!YouTubeもやっとります。是非是非お越しください!
コメント